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- 建築士に求める要素
ライフスタイルが多様化する現代。日本の住宅もそのスタイルに変化が見られるようになりました。例えば地球環境を考えたエコハウスや、災害に備えるための耐震・免震住宅、お年寄りが暮らしやすいバリアフリー住宅など、時代のニーズに合わせた建築設計が求められています。
様々な感性・アイディアを活かし、依頼主が持つ建築物の夢を形に変えるサポートを行うことが、建築士の大きな役割です。建築物を通し、安心・安全な生活環境を提供できるのは、建築士ならではの魅力と言えます。そんな建築士が向いているのはどのような方なのでしょうか。
建築士になる上で最も重要なのが美的センスです。建築物をデザインする際、建物の形や色合い、使用する素材など、外装・内装のあらゆる面を考慮する必要があります。依頼者のイメージを反映しつつ、建築士自身の美的センスを発揮させることが大切です。そのため、日頃から美的センスを磨こうと様々なデザインを鑑賞することは、建築士にとって重要な要素だと言えます。国内・海外の建築物だけでなく、絵画や陶芸、最新の家具・家電、商品のパッケージデザインなども、美的センスを磨くのに最適なツールです。
美的センスに次いで必要な条件が確かな知性です。ただデザインがあるだけでは、安心・安全の建物を建築するのは不可能です。建物の土台や材料など、一つひとつを積み重ねていくことで、理想の建築物に仕上がります。そのため、幅広い分野の知識を活用することになります。構造力学で知られる物理や塗料・建築材料などに関する科学、シロアリ・カビ発生を防ぐための生物、安全な地盤を見極めるための地質学など、主に理系分野の知識が必要です。これらの知識習得を前向きに取り組める方におすすめの職業です。
近年、手抜き工事や欠陥住宅など、違法建築に関する問題が報道されるようになりました。建物の安全性を守る使命を担う建築士にとって、不正を働くことは合ってはならないことです。建築基準法・耐震強度を守り、社会的責任を全うできるという強い正義感が建築士には求められるのです。
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