5月, 2020年

【資格アレコレ】インテリア設計士資格試験

2020-05-13

インテリア設計士資格試験とは

インテリア設計士は、経済産業大臣の許可を得た「社団法人日本室内装備設計技術協会」が認定する資格です。

 

この資格には2級と1級があり、インテリア空間ならびにインテリアに関する設計・施工などに関して、高度な知識・技術・技能まが求められる資格となっています。

 

受験資格が設定されており、インテリアや建築関係の高校・大学・専門学校に在学中か卒業していること、または実務経験などの要件が必要となります。

 

インテリア設計士は、新築住宅、戸建住宅や集合住宅のリノベーション、オフィスビル、商環境、モデルハウスなどにおいてインテリアの設計などを行い、より快適で安全、魅力的なインテリア空間の提供を行うのが主な業務です。

 

インテリアコーディネーターやインテリアプランナーとの違い

インテリア関係にはいくつかの資格がありますが、インテリア設計士は、インテリア空間ならびにインテリアエレメントの計画、設計、施工(製造)監理などに関して高度な知識や技術を認定するための資格です。

 

インテリアコーディネーターは、インテリアの設計はしませんがインテリア設計士が携わらないインテリアのコーディネートなどの専門資格です。

 

また、インテリアのデザインの基礎知識を勉強するにはインテリア設計士ですが、さらに高度な技術が必要なのが、インテリアプランナーとなっています。

 

2級は実務経験が無くても受験できるので、インテリア業界への足がかりとして取得するには、最適な資格といえるでしょう。

 

試験は学科と実技の2科目

学科試験は、1級、2級共に大きく分けて計画、技術、法規法令の3つに分類されており、インテリア設計に関する知識、建築の知識・技術が求められます。

 

実技試験では、企画計画と表現技術が身に付いているかが評価されますが、内容に沿ったデザインがされているかも、重要な採点ポイントとなっています。

 

インテリア関連資格の中では、合格率は高め

合格率は2級で80%程度、1級で50%程度と、比較的高めです。

受験資格が設定されており、インテリアや建築関係の高校・大学・専門学校に在学中か卒業していること、または実務経験などの要件が必要となり、受験者のほとんどを経験者が占めることが、その大きな要因といえるでしょう。

 

インテリア設計の経験者の場合なら、2級はそれほど難しい試験ではありません。

科目合格制度がありますので、他のインテリア関係の資格に比べて取りやすい資格といえます。

 

公式テキスト中心の学習が効果的

学習期間の目安は2級で3か月程度、1級の場合は4~5か月程度が必要になるでしょう。

 

学科試験は、選択式問題は5択や3択が主で、文章問題の穴埋めなどや、イラストを見て解く問題も出題されます。

 

学科試験で比較的難しいのは、記述式の問題です。

用語の意味や、最近注目されている用語なども出題されますので、インテリア関係の用語はある程度理解しておく必要があります。

 

出題は、ほとんどが公式テキストから出題されますが、分野も範囲も広いので、特に記述式の問題対策をしておく必要はあります。

また、図形を作図する問題も出題されます。

 

実技試験の課題は、試験の1ヶ月前に発表されますので、その後試験までの1ヶ月間で、コンセプトから考えます。

 

実技試験では、企画計画と表現技術が身に付いているかが評価されます。

特に、製図試験対策は、毎日製図に携わっていなければ独学はまず難しいでしょう。

 

インテリア設計士の製図試験だけに特定した学校はほとんどありませんので、製図の試験対策が必要な場合は、インテリアプランナーや建築士などの共通した資格の予備校や通信講座を受講するのもおススメです。

 

学科も実技も、試験問題も協会が発行している「試験問題集」や「インテリア設計士テキスト(実技編)」「インテリア設計士テキスト(学科編)」この3冊から半分近くが出題される傾向がありますので、これらの教材を購入し、きちっと勉強しておけば、合格はさらに近づくと思います。

 

いかがでしょうか?

2級は取得の際に実務経験を問われません。

そのため在学中に取得が可能で、就職対策にも最適です。ぜひ、検討してみてくださいね。

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