副業でインテリアコーディネーターとして働くには?
インテリアコーディネーターとは、依頼者が希望するイメージに合わせてインテリアをコーディネートする職業です。
最近では隙間時間を利用して副業としてインテリアコーディネーターの業務を行う人も増えてきており、注目を集めています。
そこで今回は、インテリアコーディネーターの副業についてみていきましょう。
「在宅OK!」インテリアコーディネーターにおススメの副業3選
最近ではココナラやクラウドワークスといった、個人の得意分野を販売できるインフラが整ってきたため、在宅で行うことができる仕事に取組みやすくなり、インテリアコーディネーターも例外ではありません。インテリアのスキルを活かして、家事や本業の合間に副業として在宅ワークを行うことが可能となってきています。
それでは在宅ワークが可能なインテリアコーディネーターの副業を3つご紹介していきましょう。
オンラインインテリアコーディネーター
オンラインインテリアコーディネーターとは、インテリアコーディネートや家具の選定・レイアウト設計・カラーコーディネートのプランニングをオンラインで行うインテリコーディネーターのことを指します。例えば「引っ越し先の内覧をしたものの、実際に住むイメージが湧かなくて・・・購入を検討している家具は部屋に合っているのかな?」というように、部屋づくりに悩んでいる人を対象にオンラインコーディネートを行うことが仕事です。インテリア販売店で実務経験があったり、インテリアコーディネーターとして働いた経験がある方にとっては、すぐ始められる副業になるでしょう。
インテリアwebライター
webライターとは、インターネット上で掲載されるコンテンツを執筆するのが主な仕事です。
文章が納品物となるので、初心者にとっても敷居が低く、簡単に始めることができるのでおススメの副業と言えます。
インテリア専門のwebライターとして仕事を受ける場合は、これまでのスキルや経験も重要なポイントとなります。
「6年間、インテリア販売店でダイニングルーム担当として100組以上のお客様をご案内してきました」といった販売の実務経験や「整理収納が得意なので、主婦向けにお片付けブログの運営をしています!」といった独自の専門知識をもとに、ライターとしてキャリアをスタートするのもおススメです。
様々な分野があるwebライターの中でもインテリア系のコンテンツは年間を通じて需要が高く、検索される機会も多い人気のジャンルです。
従って、インテリア関連の記事を安定的に提供できるwebライターは非常に重宝される現状があります。
独自性の高い記事を書けるようになれば、1記事当たりの単価も徐々に上げていくことが可能です。
インテリアのパース制作
インテリアのパース制作とは、建物の外観や部屋の内装のパースを図面を基に制作する仕事です。
ワンカット5000円~というように、1枚当たりで価格設定が行われています。
依頼内容は、1件当たり3~5カット以上のものが多いため、単価が獲得しやすい業務内容だということができるでしょう。
「自宅を建築中だが、地元の工務店に説明されただけでは内装を具体的にイメージできない」
「新しい店舗を立ち上げることになっているが、内装のイメージを事前に確認しておきたい」
このような悩みを抱えている人も多く、インテリアのパース制作の仕事は、需要が高い業務だと言えるでしょう。
インテリアのパース制作には、図面を理解する力や内装仕上げ材に関する知識、パース作成のソフトスキル、photoshopを用いたレタッチ技術などのスキルが求められます。
覚えることや必要なスキルは多岐に亘っていますが、パース制作の仕事は需要が高いため、スキルアップして取り組んでみるのもおススメです。
「在宅OK!」インテリアコーディネーターの副業で、実際どのくらい稼げるの?
それでは、インテリアコーディネーターの副業では、実際どのくらい稼げるのでしょうか?
オンラインインテリアコーディネーター、インテリアwebライター、インテリアのパース制作それぞれについて仕事内容を見ながら解説していきます。
月収3万円~10万円!オンラインインテリアコーディネーターの仕事内容
オンラインインテリアコーディネーターの1件当たりの単価は3,000円~30,000円程度だと言われており、業務内容によってばらつきがあるのが実情です。
1件当たりの提案期間も業務内容によって異なり、3日~2週間程度と幅があります。
案件の内容に関しては、新築住宅の内装プランや引っ越しの際のインテリアプラン、リフォームするにあたっての間取り相談や1人暮らし向けのインテリアプランの需要が多くなっています。
オンラインインテリアコーディネーターは、インテリアの選定からレイアウトプラン、商品購入までをワンストップで提案するのが仕事です。
オンラインインテリアコーディネーターの仕事は未経験でスタートした場合、1件当たり約3000円程度が相場と言われていますが、実績を積めば30,000円くらいまで単価を上げることは可能です。依頼者が満足できるサービスを提供できれば、価格は自由に設定することができるのです。
将来的にはお客様の満足度を上げて、本業以上の収入を得ることも難しくないでしょう。
月収3万~5万円!インテリアwebライターの仕事内容
webライターの報酬体系は2つあり、文字単価と記事単価に分かれています。
文字単価とは、1文字あたりに設定された価格を指します。
例えば文字単価0.7円で3000文字の記事を作成したら、報酬は2100円となります。
一方、記事単価とは1記事毎に設定された報酬金額を指します。
例えば「オリジナルの写真3枚以上で文字1500文字以上。1記事の報酬は5,000円でお願いします!」
というように、発注者が1記事当たりの単価を設定する場合もあります。
初心者の段階では文字単価で受注するケースが多くなるでしょう。
報酬体系は分かれているものの、1件当たりの単価は1,000円~5,000円程と言われており、執筆時間は2~5時間程度です。
執筆内容としては、新築やリフォーム、引っ越しや整理収納、イケア・ニトリ・無印といったファストインテリアの記事の需要が高まってきています。
インテリアや住まい関連の記事はオールシーズン需要があるため、安定した報酬を得ることができるでしょう。
月収3万円~10万円!インテリアのパース制作はどんな仕事
インテリアのパース制作は、個人での受注がしやすく、副業に向いている仕事です。
1件当たりの単価は5,000円~50,000円程と言われており、1件当たりの制作時間は1日~7日程度とばらつきがあります。
新築やリフォームの内装に関する相談、事務所やオフィスの内装レイアウト、商業施設の内装確認の需要が特に高いです。
インテリアのパース制作は、ITのスキルが求められるものの、単価を上げやすいジャンルです。
個人のお客様だけでなく、ハウスメーカーや不動産会社、工務店や飲食店など法人のお客様が多いのも特徴です。
パース制作の技術力を上げることで、そういった法人から継続的に案件を受注することが可能となります。
継続して案件を受注しやすいという点においては、ライターに続いて安定した収入が得られる副業だと言えます。
しかし、インテリアのパース制作の業務は、図面を理解する力や内装仕上げの専門用語を理解する力、3D制作ソフトやphotoshopを使用してのパース制作が可能である、というように専門知識だけでなく、ITスキルの習得が必須になるので、注意が必要です。
副業でインテリアコーディネーターとして働くメリットやデメリットは?
近年需要が高まっているインテリアコーディネーターの副業。
それでは副業でインテリアコーディネーターとして働くには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
インテリアコーディネーターを副業にするメリット
副業でインテリアコーディネーターとして働く場合、最大のメリットとなるのは、デザインや建築の仕事の隙間時間を利用して収入が得られるということです。
特にフリーランスとして働いている方の場合、建築物やデザインの完成までには工数や時間を要するため、どれだけスケジュールを調整していても隙間の時間ができてしまうことがあります。
そのため、空いた時間に副業としてインテリアコーディネーターの業務を行うことができれば収入アップに繋がります。
また結婚や育児、介護などを理由に建築士やインテリアデザイナーとしての仕事を休業している女性が、家庭と両立を図りながらインテリアの仕事を受注することも可能です。
インテリアコーディネーターの仕事は、依頼主と連絡を取る手段や、図面を作成するためのソフトや道具などが揃っていれば在宅勤務ができるので、スキルがあれば副業を行いやすいのもメリットだと言えるでしょう。
インテリアコーディネーターを副業にするデメリット
インテリアコーディネーターの仕事は、インテリアに関する知識やセンスがあれば誰でも務まるというものではありません。
設計図の作成では正確さが求められますし、プレゼンテーションのために資料を作成する能力が無ければ、インテリアコーディネーターの副業は務まらないでしょう
そのため、全くの未経験からインテリアコーディネーターの副業を始めるのは難しく、そこがデメリットであると言えます。
インテリアコーディネーターは経験とITスキルがあれば、副業で稼ぐことが可能!
従来インテリアコーディネーターの業務は、時間や場所に拘束される傾向にありましたが、近年インテリアの専門知識にITスキルを組み合わせることで、オンライン完結で活躍できるフィールドが増えてきています。インテリアコーディネーターを副業にしたいと考えている場合、インテリアコーディネーターとしての専門性を高めると共に、ITスキルを学び、市場価値が高いインテリアコーディネーターを目指すことが必要となるでしょう。