3月, 2022年

【おススメ資格】照明コンサルタント資格の概要や仕事内容を解説します

2022-03-24

照明コンサルタントとは

様々な建築物の空間演出に欠かせない照明。
照明はその種類や演出の仕方によって、人の気持ちを豊かにする効果もあり、空間づくりを考える上では欠かせない重要な要素です。
照明コンサルタントは、住宅や店舗、オフィスなどの空間演出に必要な照明についての知識や、照明計画・照明コンサルティングに欠かせない照明技術を身に付けた者に与えられる資格で、一般社団法人照明学会によって認定される民間の資格となっています。
今回は照明コンサルタントの仕事内容や資格の取得方法などについてみていきましょう。

照明コンサルタントの仕事内容

さまざまな建築物に関して、照明分野全般の計画を担当する照明コンサルタント。
その業務は多岐に亘りますが、ここでは照明コンサルタントの仕事内容を詳しくみていきましょう。

ヒアリングと問題点の整理

照明コンサルタントの仕事は、住宅の施主や建築物の施工業者などから、照明計画やコンサルティングの依頼を受けるところから始まります。
依頼を受けた照明コンサルタントの最初の仕事は、依頼主に対してヒアリングを行うことです。
それぞれの住宅や建築物に関して図面や資料を参考にしながら、照明に関してどのような要望があるのかをヒアリングします。
依頼主は建築やインテリア・照明に関しては素人である場合が殆どなので、専門用語を極力避けて、わかりやすく優しい言葉を使用するようにしましょう。
またヒアリングの際に最も重要となるのは、依頼主が現状の照明の状況に対し、どのような不満や不安を持っているかを聞き出すことです。
現状の照明に対する要望や不満な点などを聞き出したら、現在の照明計画にどのような問題点があるかを整理します。
問題点の整理が完了したら、具体的に照明によってどのような雰囲気を演出したいのかを丁寧に聞き出し、最終的にはどのような照明計画になるのかを依頼主に説明します。

光環境を調査し、分析する

光環境とは、空間の光の分布状態のことを指す言葉です。
そして、その空間で行う作業や行為に適した光環境のことを「質の高い光環境」と呼びます。
従来は、明るさだけを追求し、光の量を増やすことに重きが置かれてきましたが、今後は「光環境の質」が重視されるようになると考えられています。
光環境調査の対象となるのは、各種照明器具の人工的な光の放射や拡散のみならず、窓やドアなどの開口部から入射する自然光も含まれます。
適切な照明コンサルティングには、各種照明器具からの人工的な光の量だけではなく、自然光も含めた光の量や拡散の仕方、つまり私たちが感じる感覚的な明るさも考慮に入れる必要があります。照明計画の対象となる建築物がまだ建築途中の場合は、図面や資料をよく吟味し、適切な照明計画を立てることが重要となるため、慎重に分析を進めていくことが必要です。

コンセプトや照明器具の選定・提案

光環境の調査と分析が完了したら、現状の照明計画における問題点の解決や要望の具体化を目指してコンセプトを固めていきます。
それと並行して、照明器具の選定を行い、依頼主に実際の提案を行っていきます。
照明器具の選定には、各照明器具の配置提案を併せて行う事が必要です。
適切な照明の演出をするためには、対象の空間全体を見て、どのように光を拡散させれば良いのかを具体的に提案していきましょう。
天井や壁などの建築物の構造体に組み込む照明が必要な場合は設計と密接に関わるため、設計段階から依頼主や設計者と密にコミュニケーションを取ることも、照明コンサルタントの大切な仕事となります

施工確認・照明調整の立ち会い

既存の建築物ではなく建築途中の建物の場合は、現場の施工の進捗を定期的に確認し、照明計画通りに施工されているかをチェックする必要があります。
内装工事が始まると、電気などの配線工事は修正が困難になるため、注意が必要です。
施工工程も終わりに近づき内装工事の終了段階になると、後付けの証明器具をすべて設置して、立会いの上、照度調整を行います。
依頼主の要望に沿った適切な光環境になっているか、照度や光の拡散具合に問題はないかを確認し、計画と異なる場合は調整します。

照明コンサルタントの資格を取得するには?

建築物の空間演出という側面からも、今後需要が高まっていくことが予想される照明コンサルタント。
それでは、未経験から照明コンサルタントの資格を取得するにはどうすれば良いのでしょうか。
照明コンサルタント資格の取得方法についてみていきましょう。

 

通信講座の受講で資格取得が可能

照明コンサルタントの資格を取得には、一般社団法人照明学会の通信教育を1年間受講する必要があります。
通信講座を受講する中で、演習問題を5回解き、郵送かオンラインで一般社団法人照明学会に解答を送付します。
演習問題は60点以上で合格、それぞれの演習問題につき1回までの再試験が認められています。
受講終了後、レポートを提出し、合格点に達したらスクーリングを受けて晴れて照明コンサルタントの資格取得、という流れになっています。
受講者数は年間で約2000人程度、男女比率は4:6で女性の割合がやや多いのが特徴です。
照明コンサルタント資格は検定試験が実施される資格ではないため、難易度は比較的易しい資格であるということができます。

「基礎講座」と「専門講座」

一般社団法人照明学会が実施している通信教育には「基礎講座」と「専門講座」のふたつがあります。
「基礎講座」は照明に興味のある人すべてを対象にしている講座なので、誰でも受講することができます。
すべてのカリキュラムを無事に終了することが出来れば、晴れて照明コンサルタントの称号が与えられます。
一方、「専門講座」は照明関連の業務に携わっている人に向けた専門的な講座となっています。
こちらは照明関連の実務経験(4~5年程度)がある方を対象としており、カリキュラム終了後には照明士の称号が与えられます。

照明コンサルタントが活躍するフィールド

照明コンサルタントは、どのようなフィールドで活躍しているのでしょうか。
続いては照明コンサルタントの活躍する業界を具体的にみていきましょう。

照明コンサルタントの活躍が顕著な業界として、建築業界と家電業界があげられます。
建築業界では、住宅メーカーや工務店、設計事務所などで、個人宅や商業施設など様々な建築物の照明計画に携わることができます。
また家電業界では、家電メーカーの照明部門やリフォーム部門などにおいて環境照明プランニングなどの業務で活躍しています。
さらに照明専門メーカーで照明器具開発業務に従事するという働き方も可能です。

照明コンサルタントに必要なスキルとは?

照明コンサルタントにはどのようなスキルや知識が求められるのでしょうか。
具体的にみていきましょう。

建築・インテリアに関する知識

照明コンサルタントに求められる最も重要なスキルは、建築・インテリアに関する知識やセンスであるといえるでしょう。
依頼主の要望に沿った照明計画を実現するためには、家具やファブリックなどのインテリアエレメントを照明でどのように美しく見せるかが大切になりますから、建築やインテリアの知識が豊富であるのに越したことはありません。
インテリアエレメントの形状や色、質感などを考慮しながら、バランスの良い照明器具を選定し配置するセンスも求められます。

環境問題への配慮

近年は社会全体で省エネへの取り組みが盛んになり、少ない消費電力で長時間の使用が可能な照明器具も数多く販売されています。
そんな中、消費電力を極力おさえた照明計画を実現することも照明コンサルタントに課せられた重要な役割です。
住宅におけるエクステリア照明や商業施設の外観照明など、周辺環境に影響を与える場所の照明計画を行う際には環境への配慮を忘れてはいけません
近隣住民の生活に差支えが無いか、電力を使いすぎていないか、といった点に配慮し、照明計画を提案する必要があります。

コミュニケーション能力

照明コンサルタントの役割は、依頼主の要望に沿った照明計画を実現することに他なりません。
依頼主から様々な要望や現状の照明に関する不満を聞き出すためには、高いコミュニケーション能力が必要となります。
また対象の建築物が建築中の場合は、設計士や施工管理者などの関係者と綿密に連携を取り、照明家格のコンセプトを的確に伝える能力が求められます。
依頼主との打合せでまとまった照明計画を、図面やパースなどの資料を用いながら言葉で内容を分かりやすく伝えられるようにコミュニケーションスキルを磨いておきましょう。

照明コンサルタントの資格を取得し、スキルアップを目指そう!

いかがでしょうか?
建築やインテリア業界のみならず、家電業界でも活躍が期待される照明コンサルタント。
ぜひ資格を取得し、スキルアップを目指してくださいね。

建築士と設計士にはどのような違いがあるの?仕事内容を解説します

2022-03-16

建築士と設計士。それぞれどんな違いがあるの?

建築業界において、建築物の設計に従事する人は「設計士」や「建築士」と呼ばれます。
建築業界以外の方からすると、設計士と建築士はどちらも同じ職業のように考えられていますが、両者には明確な違いがあります。
今回は、設計士と建築士の違いやそれぞれの仕事内容についてみていきましょう。

建築士と設計士の最も大きな違いは資格の有無

設計士と建築士の最も明確な違いは、資格の有無だと言えるでしょう。
建築士は、1級建築士や2級建築士、木造建築士などに分かれており、国家資格の名称でもあります。
一方、設計士は資格の名称ではなく、建築業界では建築士の資格を持っていないものの設計やその補助を行う人のことを設計士と呼んでいます。また設計士という名称は、建築の設計を行う人のみを指すわけではない、という点でも注意が必要です。
建築業界で設計士と言えば、建築図面の作成に携わる人を指しますが、通常は自動車や飛行機、その他の機械を設計する人のことも、設計士と呼びます。建築士になるには一定の学歴や実務経験を経た上で、国家資格試験に合格することが必要ですが、設計士は資格の名称ではないため、ゼネコンやハウスメーカー、設計事務所に入って設計部門で設計に携わる仕事に従事すれば、設計士と名乗ることができます。
設計士は建築士資格を持たないままで設計業務に携わる人の事を指すので、その業務内容には限りがあります。
基本的には建築設計や設計管理は建築士の資格がないとできないとされているため、設計士の主な業務は建築士のサポートということになります。
しかし建築士法では、建築士の資格を保持していなくても、100㎡未満の木造住宅に限っては設計ができると定められているので、規模が小さい木造建築であれば設計士が設計を行う場合もあります。
そうは言っても、そもそも明確な定義がないのが設計士なので、あえて設計士という職業を目指すことは基本的ににありません。
一般的には、建築士資格を持たないままで建築会社や設計事務所、工務店などに就職し、その後、キャリアを積みながら建築士の資格取得を目指す人が多いです。

建築士と設計士の仕事内容の違いを具体的にみていこう

建築士と設計士の仕事内容にはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの業務内容について、具体的にみていきましょう。

建築士の仕事内容①:依頼主との打合せ

建築士は依頼主である施主の依頼を受け、要望に沿った建築物を建てるために打合せを行います。
打合せを行う中で、施主がどのような建物のデザインや間取りを希望しているのか、予算はどの程度なのかをヒアリングすることが非常に重要です。
基本的には施主は建築に詳しくない人が多いので、専門的な内容も分かりやすく伝える能力が必要です。
住宅設計の場合は、施主の家族構成、ライフスタイルなどを考慮に入れ、最適な動線を確保し、よりベストな間取りを提案することが大切になるでしょう。

建築士の仕事内容②:建築設計図の作成

打合せを重ね、施主が希望する建築物のイメージが固まると、そのイメージを基に建築設計図を作成します。
CADを用いて平面図や立断面図、展開図を作成し、場合によってはミニチュア模型の作成も行い、完成形をイメージしながら、建築物の細部について施主と意見の擦り合わせを行います。
一度建築設計図を作成した後であっても、施主から新しい希望があれば、再び建築図面を作成する場合も少なくありません。
また、建築物の構造や資材によっても予算が変更となるため、施主の要望に沿いながら、予算内で建築物を仕上げるのが建築士の重要な役目です。
施主との意見の擦り合わせが完了し、基本図面と見積もり予算に対して了承を貰えたら、いよいよ実際に建築現場の施工に必要な実施設計を作成します。

建築士の仕事内容③:建築施工中の指導・監督や進捗状況の確認

実施設計図が完成したら、建築物の施工が開始されます。
施工開始後の建築士の主な役割は、現場監督や施工管理技士と綿密に連携を取り、指導や監督、工事の進捗状況を確認することです。
施工が開始された後にも設計図の修正が必要になる場合もあり、その場合には修正した設計図を作成することも建築士の大切な仕事です。

設計士の仕事内容①:依頼主との打合せに補助として参加する

設計士の仕事の第一歩は、建築士と同様に、依頼主である施主と直接打合わせを行うことです。
しかし、打合せを主体的に行う、というよりも建築士や営業担当者の補助として打合せに参加することが設計士に期待される役割となります。
設計士には建築士や営業担当者の補助として、見落とされがちな施主の希望やこだわりといった細かい部分を汲み取る能力が求められます。

設計士の仕事内容②:規模の小さな木造建築物を設計する

規模が100㎡未満の木造建築物の場合は、建築士資格を保持していない設計士でも設計ができます。
このような場合は設計士に設計が任されるケースもあります。
資格が必要な建築物であっても、一部分のみを設計士が担当して設計を行う場合もあります。

設計士の仕事内容③:建築士の設計補助

設計士は、設計図の作成に必要な書類を作成するなど、建築士の補助的な役割担うことも多くあります。
建築士の補助業務は、設計士が経験を積み先々のキャリアを見据える上でも非常に重要な業務となります。
書類作成を通して施主の希望やこだわりを知ることもできるので、こういった雑務を通して学ぶことも多くあるでしょう。

建築士と設計士。どちらにも共通して必要なスキルとは

建築士と設計士の仕事においては、求められるスキルに多くの共通点があります。
建築士と設計士に求められるスキルについてみていきましょう。

空間把握能力

建築物を設計をする上で最も大切なことは、使いやすく、住宅であれば住みやすくなるように空間を創り出すことです。
より居心地の良い空間を創り出すために必要となる空間把握能力は、物体の位置関係を素早く、できるだけ正確に把握する能力です。
空間把握能力は意図的に学ぶことが難しい能力であり、年齢を重ねるにつれて低下していきますが、様々な建築物を見学したり、建築図面の寸法と実物の大きさを感覚的に把握することで鍛えられる能力でもあります。

感性と創造力

建築物を設計するには、新たな建物を生み出す感性と、無の状態かた設計を考えられる創造力が必要となります。
建築士や設計士に建物を依頼する依頼主は、利便性や快適さ以外にも、独自の美しさや斬新なデザインを希望している場合も少なくありません。
過去の建築やインテリアデザインに関する十分な知識はもちろん、常に最先端のデザインを学ぶ姿勢も大切です。

コミュニケーション能力

依頼主の希望に沿った建築物を建てるためには、依頼主に寄り添いその要望を十分に聞き出す必要があります。
また実施設計図が完成し、施工が開始されてからは、建築現場の施工管理技士や職人と綿密にコミュニケーションを取り、適切に監理や指導をしていくことが重要になっていきます。
そのような業務に携わる建築士や設計士にとって、コミュニケーション能力は欠かせない大切なスキル。
日頃から様々な世代の人と積極的にコミュニケーションをはかり、スキルを磨いておきましょう。

理数系スキル

建築物を設計するためには、構造力学や地盤に関する知識、室内の設備や空調に関わるカビや微生物の知識、塗料や材料に含まれる化学物質の知識など、様々な理数系のスキルが必要となります。建築物の強度確保のためには、数学の知識も重要です。
建築士や設計士は、理数系の分野に関する幅広い知識を吸収する姿勢が大切です。

設計士として働く場合も、スキルアップして建築士資格取得を目指そう

一般的に見ると、区別がつきにくい建築士と設計士。
やはり、国家資格である建築士として働く方が、より仕事のやりがいを感じられるという実情があります。
設計士として就職した場合も、経験を積んで建築士資格取得を目標にすると良いでしょう。
是非、参考にしてみてくださいね。

【おススメ求人】世界発日本リゾートを創造★新規ホテル開発の監修・インテリア設計

2022-03-16

株式会社 TKN・ARCHITECT

カトープレジャーグループのRELATIONSHIP COMPANYとして、日本各地へ展開を続けるSMALL LUXURY RESORT‛ふふ’シリーズをはじめ、複合商業施設・飲食店・劇場・オフィスなどのブランディングから建築・インテリア設計・監理までプロデュースを行っております。

建築・ランドスケープ・ARTから指先に触れる備品まで全てこだわり、「コンセプト」や「ストーリー」を軸に唯一無二となる独自の価値を創造しております。


▲スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしています

応募資格・条件

【最終学歴】
大学院、大学、短期大学、専修・各種学校卒以上

【必須スキル】
設計実務経験 3年以上

※経験が下記のいずれかに当てはまる方
①設計事務所
②ゼネコン
③開発コンサル・建設コンサル
④ホテルまたは大型商業施設の経験がある方優遇

【歓迎スキル】
・建築設計監理、内装設計監理などの
実務経験をお持ちの方
・1級建築士または2級建築士の資格をお持ちの方

仕事内容

国内ホテルの新築や改修に伴う、開発計画全般をお任せいたします。

現在全国に展開中のSMALL LUXURY RESORT‛ふふ’シリーズをはじめとする様々なプロジェクトをご担当いただきます。

【業務内容】
・ホテルの新築や改修に伴う開発計画全般
・プロジェクト総合監修、デザイン統括業務
・建築設計、監理業務
・各種内装インテリア設計、監理業務
・PM支援業務、建設マネジメント業務
・その他、許認可、調査など、上記に関連する業務

【プロジェクト担当期間】
・新規ホテル開発プロジェクト 2~5年
・ホテル改修プロジェクト 1~2年
・既存施設バリューアッププロジェクト 1~2年

【担当案件数】1~3件程度

開発計画の中心として、施設運営者、デベロッパー、ゼネコン、デザイナーなどとプロジェクトを組み、ーから施設計画全体の監修、プロダクトやアート、備品のデザイン・選定、そして開業準備業務をお任せいたします。

勤務地

東京都渋谷区千駄ヶ谷3-5-7
※北参道駅(東京メトロ副都心線)~徒歩6分
原宿駅(JR山手線)~徒歩7分
代々木駅(JR中央・総武線、都営地下鉄大江戸線)~徒歩13分

給与

月給:35万円~60万円
[想定年収]
420万円~720万円

休日・休暇

土曜(隔週)・日曜・祝日

夏季休暇(3~5日前後)
年末年始休暇(5~7日前後)
年次有給休暇
慶弔休暇
産前産後休暇
育児休暇
介護休暇

求人情報の詳細はこちらをご覧ください。

建築業界での就職!志望動機を書く際のポイントは?

2022-03-15

建築業界とはどのような業界なの?

建築業界の主な仕事は、様々な建物やインフラ・・・具体的には、ビル・マンション・戸建て住宅、橋や道路などを建てることです。
建設業界の市場規模は今や50兆円以上とも言われており、国内でも重要な産業の一つです。
建築業界は住宅やビルを建てる「建築」と道路や橋、水道といったインフラを整備する「土木」とに分けられており、私たちの当たり前の生活は建設業界があってこそ成り立つ、と言っても過言ではありません。
全国各地で新規開発や再開発がニュースとなっていますが、そのような需要に支えられ、建設業界の市場規模はどんどん拡大してきています。
さらに近年、今後は老朽化したビルやマンション、道路や水道といったインフラのリニューアル工事の需要も、環境保護の観点からも注目が高まりつつあり、今後さらに増加すると考えられています。
そんな建築業界は、人手不足の慢性化という課題もありますが、働き方改革も進みつつあり、大きな変革期を迎えています。
また一口に建築業界の仕事といっても、様々な職種があります。
施主からの依頼を受け、話し合いを重ねながら設計図を作成する建築士。
建築士の補助的な役割を担うCADオペレーター。
設計図が完成した後、建築確認申請を経て、実際の工事を行うゼネコンや工務店といった施工業者。
施主からの要望をヒアリングし、建物内のインテリアについてアドバイスをして総合的にその空間を監修するインテリアコーディネーター。
このように建築業界は、様々な職種によって支えられているのです。

建築業界で働きたい!志望動機を書く際のポイント5点

それでは建築業界の企業に求人応募をする場合は、どのような志望動機を書けば良いのでしょうか。
今回は志望動機を書く上でおさえて追いたいポイントを5つご紹介します。


建築業界で志望動機を書く!ポイント1:その企業で働きたい理由を明確に伝える

建築業界で就職を希望する際に志望動機を書くポイントの1つ目は、志望理由を具体的にすることです。
各企業の面接官は、応募者がどのような理由で自社を選んでくれたのかを判断したいと考えています。
そのため応募先企業のどのような点が魅力だったのかを明確に伝えることが、非常に大切なポイントになります。
「給与が高い」や「休日が多い」などといった条件面ばかりを理由にしてしまうと、なかなか評価には繋がりません。
そのため、好印象を与える志望動機を作成するには、まずはニュースや新聞を通して、建築業界の現状を知ることが最も重要です。
その上で、志望先企業のホームページを見て企業情報をしっかり頭に入れ、会社説明会に参加するなどして企業についての研究を行うと良いでしょう。
企業研究を進めることで、その企業がどのような人材を求めているかがわかるようになります。

建築業界で志望動機を書く!ポイント2:自身の強みを具体的に記載する

建築業界で就職を希望する際に志望動機を書くポイントの2つ目は、自信の強みを明確に伝えることです。
志望動機を書く際には、自身の強みを自身で理解し、的確に記載することがとても大切です。
自身の強みと言っても、自分をアピールすることに苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。
志望動機に記載できる強みは大きく2種類に分けられます。
1つ目が「スキル」、そして2つ目が「長所」です。
志望動機を書くにあたっては、この2つをしっかりと記入することが重要になってきます。
また自身の強みについては、自分自身では気づかないことも多くあります。
そのため、周囲の人に自分にはどんな強みがあるかを、聞いてみるのも有効だと言えるでしょう。

建築業界で志望動機を書く!ポイント3:どのように貢献できるかを明記する

建築業界で就職を希望する際に志望動機を書くポイントの3つ目は、自身が応募先企業でどのように貢献できるかを明記することです。
自分自身が応募先企業でどのような貢献ができるかを記載することは、面接官が採用するメリットを把握することに繋がるため、非常に重要です。
しかしこの点は、事前に応募先企業について深く知っていないと書くことができないため、ここでも企業研究は大切になるでしょう。
応募先企業がどのような人材を求めているかを知ることで、自身の能力のどのような部分で企業に貢献できるかがわかるようになっていきます。

建築業界で志望動機を書く!ポイント4:建築業界で求められる能力を理解しておく

建築業界で就職を希望する際に志望動機を書くポイントの4つ目は、建築業界で求められる能力をしっかり理解しておくことです。
建築業界での就職を目指すのであれば、事前に業界研究を徹底的に行い、どのような能力が求められるのかを把握しておく必要があります。
専門的な建築知識も大切ですが、建築業界ではその他に主に二つの能力が求められます。
1つ目が「コミュニケーション能力」、そして2つ目が「経験力」です。
「コミュニケーション能力」は、依頼主である施主との打合わせや建築現場の作業員と協調して作業を行う際に最も必要となる能力です。
そして「経験力」とは、建築に関する様々な知識に基づき、合理的な判断を下せる能力です。
特に「コミュニケーション能力」は、様々な職種の人が携わる建築業界では必須の能力。
相手の立場を想像し、意見を汲み取り、反映させる力は、労働環境が変化したとしても欠かせないスキルだと言えます。

建築業界で志望動機を書く!ポイント5:志望動機は簡潔にまとめる

建築業界で就職を希望する際に志望動機を書くポイントの5つ目は、内容を簡潔にまとめることです。
面接官はいくつもの履歴書に目を通し、様々な志望動機を読んでいるので、長い文章は好まれません。
できるだけわかりやすい表現を用いて短くまとめることで、面接官の印象も良くなります。
しかし「文章が短いと意欲が無いと思われるのではないか」「少ない文字数では自身の考えを伝えきれないのではないか」と考える人も少なくありません。
実際のところは、意図や意味を明確に記載し、文章を短く簡潔にまとめることができるということは、相手の立場に立って物事を考えられる人だという印象を与え、応募者にとってもプラスの材料となります。

建築業界で働きたい!志望動機の例文5選

それでは、実際にどのような志望動機が効果的なのでしょうか。
例文をあげますので、ぜひ参考にしてみてください。

建築業界の志望動機例文1:業界未経験者の場合

私が貴社を志望した理由は、貴社の募集要項に未経験でもやる気次第で採用するとの記載があったからです。
私は大学では文系の学部で学んでいたのですが、昔からものづくりに興味がありました。
特に建築業界は何もないところから様々な建築物を生み出すという点で、非常にやりがいを感じられる業界だと考えています。
貴社はその中でも大規模なビルを数多く手掛けられていることを知り、興味を持ちました。
人手不足が叫ばれている業界でもあるので、着実に力を付け、貴社に貢献していきたいと考えています。

建築業界の志望動機例文2:業界経験者の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、これまで自身が培ってきた現場監督、住宅の設計の経験を通して、建築は未来を創造出来るものであることを確信したからです。
そして、その中でも貴社はより良いものを創り続けている企業だと感じたからです。
貴社のホームページに掲載されている施工事例の写真を拝見し、丁寧な内装や安らぎを提供する空間に興味を惹かれました。
これまで身に付けたスキルを発揮し、貴社のお客様により良い空間を提供していきたいと考えております。

建築業界の志望動機例文3:建築設計職の場合

私が貴社を志望させていただいだ理由は、お客様とより近い位置で家づくりを提供していると感じたからです。
私は建築設計職としてお客様と打合せを重ねて、その中でご要望を汲み取り、プランニングし、お客様の理想住まいを形に変えていきたいと考えております。
貴社のホームページも拝見し、貴社では、建築設計と施工管理、営業がチームを組んで、一貫して家づくりを手掛けられていると知りました。
私も今まで培ってきた経験を活かして、お客様の希望を叶える家づくりをしていきたいと考えております。

建築業界の志望動機例文4:土木職の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、今まで全国各地で社会インフラの築造に携わってきた経験を活かし、次は地元の京都府の発展に貢献していきたいと考えたからです。
貴社のホームページを拝見し、貴社は京都府において様々な道路工事における安全管理業務、造園現場の管理業務に関わっていることを知りました。
また私は昨年、1級土木施工管理技士の資格を取得致しました。
資格を取得したことで入社後には規模の大きな現場を管理することも可能となりましたので、自身の能力を発揮し、貴社に貢献したいと考えております。

建築業界の志望動機例文5:施工管理職の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、貴社によって建築された建物に魅力を感じ、私も貴社の一員として施工管理業務に携わりたいと考えたからです。
貴社が手掛けられたある建物を見た時に、どのように建築されたのかが気になり調べたことで、貴社を知りました。
私は学生時代、飲食店でアルバイトのリーダーをを務めた経験がございます。
そこでコミュニケーションの大切さを痛感し、しっかり意思疎通を図りながら仕事を進めることの重要性を学びました。
施工管理の業務においても、コミュニケーション能力は非常に重要だと思います。
貴社に入社後は学生時代に培ってきたコミュニケーション能力を活かし、お客様によりご満足いただける仕事をしていきたいと考えています。

ポイントをおさえて、効果的な志望動機を書こう!

いかがでしょうか?
今回は、建築業界で就職を考えられている方に向けて、有効な志望動機の書き方をお伝えしました。
是非参考にしてみてくださいね。

【おススメ求人】建築設計事務所での設備担当者募集!(大阪)

2022-03-09

株式会社 カワイ設計工房

設備だけでなく、意匠と構造も設計し、現場も見ることができるため、デザイン性を求められることも多く、美しい空間をつくりあげることの楽しみに触れることができます。
また戸建住宅から大型物件まで幅広く設計をしていますので、様々な用途の建築に携わることができ、幅広い技術を習得できます。


▲fine hamtc

応募資格・条件

●建築設計事務所に勤務経験のある方
●建築系大学・専門学校を卒業された方


▲kobayashi art museum

仕事内容

建築の設備図の作図・意匠図・申請図作成・協議などプロジェクトの取りまとめを行っていただきます。


▲group home manyo

勤務地

大阪府大阪市住吉区南住吉2-4-13
※我孫子町駅(JR線)~徒歩 7分
長居駅(御堂筋線)~徒歩 12分


▲sunny place museum

給与

月給18~40万円にてその方の能力に応じてご相談に応じます。
昇給 年1回・賞与 年2回


▲Eins-AResort

休日・休暇

土曜日・日曜日・祝日
完全週休2日制

求人情報の詳細はこちらをご覧ください。

建築業界で働きたい!女性でも活躍できる職種とは?

2022-03-08

建築業界は「男社会」?

建築業界の仕事といえば、男社会というイメージをお持ちの方も多いと思います。
男性しか働いていない、筋骨隆々の人じゃないと難しい・・・
こういったイメージがあるため女性には倦厭されがちな建築業界。
しかし現在では建築業界で働く女性の割合が増えており、国土交通省も建築現場で働く女性を増やそうと、様々な取り組みを行っています。
今回は建築業界における女性の働き方についてみていきましょう。

制度の未整備やトイレなど・・・建築業界で女性が働きにくい理由

建築業界で女性が働きにくいとされているのには、様々な理由があります。
例えば育休や産休といった制度が整えられていないことや、建築現場で女性用の更衣室やトイレが設置されていないこと、労働時間が長時間になる、といったことが挙げられます。
トイレや更衣室の問題は少しづつ改善されてきていますが、産休や育休といった制度の整備に関しては元々人手不足の業界であるということがネックになり、いまだに十分とはいえません。
こうした現状からも建設業界において女性を取り巻く環境はまだまだ厳しいと言わざるを得ません。

女性でも活躍できる!建築業界の仕事8種

建築業界は女性にとって、働きやすい職場とは言えない現状があります。
しかし職種によっては、女性が最前線で活躍しているのも事実。
建築業界で女性が活躍している職種には、どのようなものがあるのでしょうか。

1:建築士

建築士は、建築業界で働く女性が最も活躍できる職種であるといえるでしょう。
一級建築士は実務経験が必要となるため、資格を持つ女性の割合は有資格者全体の25%程となっており、女性の一級建築士の数は多くはありません。
しかし近年、大学や専門学校で建築学を学び、二級建築士の資格を取得している女性の割合が増えてきています。
これは国土交通省をはじめとした国や民間企業で、女性の建築士を増やそうという動きがあるからです。
残念なことに、建築士の仕事は激務なので結婚や出産を機に退職する女性も多いのが現状ですが、フリーランスとして独立し、私生活との両立をはかる方も増えてきています。
また女性と男性では、同じ年齢の一級建築士でも年収で200万円ほどの給与格差があり、女性の一級建築士は給与が少ないという現状があります。
背景には女性の建築士は、出産や育児でキャリアを中断せざるを得ないというのが実情があるようです。

2:建築積算士

建築積算士も近年女性の活躍が顕著な職種です。
建築積算士という職種には耳慣れない方も多いかもしれませんが、建築物の工事費について数量算出から工事費算定までを行う専門家として現在注目されています。
公益社団法人日本建築積算協会が認定する民間の資格で、官民合同で制定された「建築数量積算基準」等を活用し、的確な工事費を算定するプロフェッショナルです。
資格を取得しているのは、設計事務所のコストを担当される方、建設会社のコスト部門や工事部門現場管理を担当される方、積算事務所に勤務されている方、官公庁のコスト管理を担当されている方、インテリアやリフォーム関連会社に勤務されている方などが挙げられます。
建築積算士の年収は経験により異なりますが、400万円~900万円前後と言われており、高収入が見込める職種でもあります。
実際の建築現場では力仕事が必要なこともありますが、建築積算士は現場に行くことがないため、女性の活躍が見込めます。
建築用語や工程などの理解が必要となりますが、資格を取得しておけば未経験でも就職が可能です。

3:施工管理技士

施工管理技士は国家資格であり、営業所内で請負契約締結における技術的なサポートや、注文者への技術的な説明や見積もり作成などが主な業務となります。
また主任技術者として小規模の元請工事や下請工事に配置され、1級施工管理技士は大規模な元請工事の監督者となることも可能です。
施工管理技士は建築現場での勤務となるため女性には敷居が高い職種ですが、近年では女性の割合も増えてきています。
最近では建築現場で働く女性の増加に伴い整備が整えられている現場も多く、女性用のトイレやシャワーなどの設備も完備される現場もあります。
施工管理技士は国家資格のため、女性でも安定した収入が得られることが最大の魅力。
仕事内容は体力的に大変な面もありますが、女性ならではの観点から管理や改善などの提案ができることで評価が高まっています。

4:リフォームプランナー

現代はライフスタイルが多様化し、環境保護の観点からも建築業界ではリフォームやリノベーションが注目されています。
そんな今の時代に需要が高まってきているのが、リフォームプランナーです。
リフォームプランナーは依頼者の現在の住まいへの不満や要望、デザイン、予算などをヒアリングし、専門的な知識でプランニングし、生活の質の向上を目指すのが主な仕事です。
会社によって業務内容は多少異なりますが、リフォームプランナーは、依頼主の要望を聞き打ち合わせをするだけでなく、実際にリフォーム現場へ出向くことがほとんどです。
リフォームプランナーは結婚や出産、育児といったライフステージの変化を経験した女性にこそ最適な職種といえます。
実際の家庭生活の中で感じる疑問や要望を、リフォームプランナーという仕事を通じて活かすことができるからです。
そういった意味でも、リフォームプランナーは一旦家庭に入ってブランクを経た女性にこそ、選んで頂きたい職種といえます。

5:インテリアデザイナー

インテリアデザイナーも女性におススメの職種といえます。
インテリアデザイナーは、建築物の内装や、家具・インテリア雑貨などを含めた、室内空間を総合的に設計する仕事です。
依頼者や建築業者と打合せを重ね、より過ごしやすく快適な空間を作り出すことが重要となります。
インテリアデザイナーは、家具や照明器具の設計を行いますが、インテリアエレメントの配置や室内の構成も大切な仕事です。
建築の企画段階から関り、完成まで監督することもあります。
インテリアデザイナーは企業に勤めるだけでなく独立してフリーランスとして働く事も可能な職種。
専門の資格はなく、インテリア設計士やインテリアコーディネーターなどと関連が深い仕事といえます。

6:CADオペレーター

建設業界で女性におススメの職種6つ目はCADオペレーターです。
従来建築系のCADオペレーターのは、手描きで描かれたラフ図面からCADに正確な寸法値を入力する等、アナログ図面をデジタル図面としてトレースする業務が一般的でしたが、近年は設計者が直接CADで平面図を作成することが多くなっています。
そのため、作図自体は設計者が行い、編集や修正作業、平面図から情報を読み取りった上で断面図や展開図を作図する作業を、CADオペレーターが担うという形で仕事がすすめられる場合が増えてきました。
資格が必須の職種ではありませんが、建設業界に携わるCADオペレーターは建築CAD検定の資格を持っておいた方がいいでしょう。
従来のようなトレース作業中心の業務は減少傾向にあるので、建築知識を身につけて設計補助として働けるようにしておくことをおススメします。
建築系CADオペレーターとして働くには、2次元と3次元の作図スキル、ExcelやIllustratorやPhotoshopなどのDTPスキルも必須となります。

7:歴史的建造物の保存修理設計技術者

耳慣れない方も多いとは思いますが、歴史的建造物の保存修理設計技術者も女性の活躍が期待される職種です。
歴史的建造物の修復や保存などに関することが主な業務になります。
文化財建造物の保存修理の流れは以下の通りです。
まずは事業の計画段階で、建物の構造と傷み具合を調査し、建物の実測や検査を行い、現状図面や資料を作成します。
それから、修理にかかる費用や期間を算出するのですが、その際、建設当時の文献や技術資料、時代が古い場合には古地図や古文書も参考にします。
修理に着工してからも、解体しながら各寸法を実測し、破損の状況や仕様などを調査していきます。徐々に建設当時の時代背景や作り手の意図、技術の変遷などがわかってくるので、それに応じて修理の方法を決めていきます。文化財の所有者などを交えて補修の方針や修理後の活用などを協議しながら、方針に応じて当初の計画を見直し、修理後の建物について詳細に設計をしていきます。その後は、設計通りに工事が進むよう、監理を行います。デスクワークよりも実際の建物に触れて考えることが必要な仕事といえます。
歴史的建造物の保存修理設計技術者として働くには、文化財建造物の多い地方自治体の職員となったり、保存修理を担っている社団法人や民間企業に就職する必要があります。
これから先、近代以前の建物の修理や活用がいっそう求められると考えられるため、耐震補強や設備の更新に関しても最先端の技術を取り入れ、建物を再生することが大切になるでしょう。

8:左官職人

左官職人は、工事において鏝(こて)を用いた「塗り」の技術を駆使する職人のことを指します。
土や漆喰(しっくい)の他、珪藻土などを塗って壁を仕上げたり、タイルを貼ったり、レンガやブロックを積んだりすることも左官職人の仕事です。
左官職人の仕事は、繊細さやで丁寧さが必要となることから女性にはぴったりの仕事だと言えます。
女性は結婚や出産、育児などのライフステージの変化がありますが、左官職人は技術を身に付けるまでに数年を要することから、代わりの人員の確保がしにくく、ブランクがあっても復職しやすいというメリットがあります。また基本的に朝型の仕事であることや、繁忙期以外には残業が少ないことも女性にとっては有利な仕事だといえます。

女性ならではのスキルを活かして建築業界で働こう

いかがでしょうか?
女性にとっては敷居が高く思われがちな建築業界ですが、女性ならではの適正を活かして働く事は十分に可能です。
建築業界に占める女性の割合も、増加傾向にあります。
是非視野を広げて、様々な職種にチャレンジしてみてくださいね。

 

【おススメ資格】インテリアコーディネーター資格とは?合格率や難易度を解説!

2022-03-04

インテリアコーディネーター資格とは?

インテリアコーディネーターとは、新築やリフォームなどを行う際に、快適な住空間を提供すべく適切な提言や助言を行う専門職です。
インテリアコーディネーター資格はインテリア産業協会によって認定される民間の資格となっており、資格試験の受験者数は2020年度で7,908名と非常に知名度いのが特徴。
また特に女性に人気がある資格で、2020年までの過去5年間の合格者のうち74%が女性という結果です。

住宅関連やインテリア業界への就職・転職を目指される方には、非常に役立つ資格ですので、是非取得してください。

インテリアコーディネーター資格試験概要

インテリアコーディネーターの資格試験は、年に1度しかありません。

[1次試験] 毎年10月(第2日曜)
[2次試験] 毎年12月(第1日曜)

1次試験はマークシート式の学科試験です。
・インテリアに関する歴史や法規
・建築物の構造や構法に関すること
・木材やタイル、石、その他建材に関すること
・光、音、熱などの室内環境に関すること
・給排水や換気など住宅設備に関すること
・インテリアコーディネーターの職務に関するものなど
インテリアや建築に関する知識が幅広く問われる内容となっています。

2次試験は、プレゼンテーションと論文です。
1次試験で問われた知識を踏まえて、図面での表現能力と、インテリアに関する考え方を文章表現できるかを問われます。
2次試験では、実際の現場での提案力や実践力が求められているといえるでしょう。

★詳細はインテリア産業協会のホームページからご確認ください。

インテリアコーディネーター資格試験の難易度は?

インテリアコーディネーター資格試験の合格率は、2020年の結果が24.1%となっており、誰でも合格できる容易な試験とは言えません。
合格するためには、対策を立ててコツコツ勉強を進めていく必要があります。
特に最初の関門である1次試験の合格率は、2020年は34.1%となっており、まずはこの1次試験突破に向けて勉強を進めていく必要があるでしょう。
2次試験に関しては1次試験終了から2ヵ月弱という短期間で、いかに集中して学習を進めていけるかがポイントとなってきます。

1次試験に関して最もネックになるのは、出題される範囲が広いということです。
覚えなくてはならない内容が多岐に亘り、また普段耳にしない専門用語も頻出するため、インテリアや建築に関する知識が全くない状態から合格を目指すには、難易度が高いというのが実情です。

自分に合った学習方法を探すことから始めよう

一口にインテリアコーディネーター資格取得のための学習方法と言っても、ネット上には様々な情報が溢れています。
専門学校や通信講座、独学のための参考書・・・。
自分にはどのような学習方法が合っているのか、探すことがインテリアコーディネーター資格取得の第一歩であると言えます。
今年の1次試験までにはまだ時間がありますから、まずは情報を集めることから始めてみてくださいね。

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